起こりうる症状
インプラントは手術を伴う治療法ですが、入れ歯などとは異なり、顎の骨の中にインプラントの構造体を埋め込むため、噛む力を骨に伝えられ、これにより硬いものを噛み砕けるなど自然歯の機能を蘇らせることが可能になるわけです。顎の骨の中に構造体を埋め込む時には、ドリルを使って穴を空けることになりますが、麻酔を施して行うので安心して治療を受けられるようになっています。他の外科的手術と同じように、術後は違和感があり、治療部分の状態が気になることもあります。症状には痛みや腫れ、出血などが挙げられますが、大半の場合、こうした症状は一時的で、通常は1~2週間程度で治まります。しかし、1~2週間過ぎても出血があったり、痛みが生じるなど違和感が続くと不安に感じます。もしかしたら悪化しているのではないだろうか、もう一度手術をしないとならないのではないか、考えれば不安は大きなものになって来るでしょう。違和感が続く時には、手術を受けた歯医者さんに相談をするのが最適です。患部が炎症を起こしていることもあれば、隣接する歯への影響を与えている可能性もあるので早目に相談をしましょう
定期的なメンテナンス
インプラント治療を受けて数週間経過すると、治療時の違和感などは全く無くなり、自然の歯と同じように自分の歯として利用ができます。インプラントは3つの構造体で構成が行われていますが、顎の骨の中に挿入してある部品と人工歯の間には接続用のパーツが収めてあります。このパーツはネジ式で緩んでしまうこともあります。インプラントは人間が作り出したものではありますが、パーツ同士の勘合は時間の経過とともに狂い出し、本来の機能を損ねてしまうこともあるのです。自然に生えている歯は定期検診を受けて必要に応じて治療を行いますが、これはインプラントも同じで生涯使えるようにするためは定期検診を受けるなどのメンテナンスが必要不可欠です。一般的には1年に1度の定期検診を受けるのが良いと言われています。自然歯も1年に1度の割合で検診を受けておけば歯の健康を維持出来るのと同じで、同時にインプラントのメンテナンスも行うようにしましょう。
インプラントとは?
チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最適であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
安全で美しいインプラント治療で歯の寿命をまっとうさせましょう。