インプラント治療後の定期健診について

定期検診はなぜ必要か

インプラント治療を受けると、あまりの快適さに驚く人が多いです。自分の歯のように食事ができることから、治療をしたことを忘れてしまう患者さんもいるほどです。
しかし、インプラントは本物の歯のように噛めてもあくまで人工物ということを忘れてはいけません。神経につながっていないので、トラブルが起きたときも痛みなどを感じにくいです。そのため、定期検診を受けて状況を把握しなければいけません。痛みなどの自覚症状が出てしまう前に定期検診を受けることで、インプラントを長持ちさせる効果もあります。いい治療を長くいい状態で使うためにも必要なことです。

定期検診でチェックする項目

定期検診では、インプラントに汚れがついていないかというチェックに加えて、噛み合わせも調べます。装着している人工歯と、自分の歯が残っている場合はすり減り方が変わってくるためです。周囲炎といって、インプラントの周りの歯茎が腫れてしまうことがあるので、歯茎が腫れていないかという状態など、お口全体の健康をチェックします。こうすることで、インプラントはもちろん、残っている歯や歯茎の状態も確認して健康なお口の状態であるかを確認します。場合によってはレントゲンなどを撮影し、目に見えない範囲まで確認することでより良い状態を目指していきます。

定期検診の頻度

インプラントの定期検診の頻度は、患者さんのお口の状態によって異なります。治療後すぐの場合は1カ月後に予約を取り、その後は3~6カ月に1度というように定期的に検診してきます。
その際には、メンテナンスと言って、お口の中のクリーニングも一緒に行うことが多いです。汚れをきれいに除去することで、インプラントは長持ちすることが分かっています。費用は数千円程度と決して高いものではないので、忘れずに受診するようにしましょう。自分ではきれいに磨いているつもりでも、意外と汚れは残っているものです。プロの手でクリーニングをするとお口の中がさっぱりしてとても気持ちがいいです。

インプラントとは?

チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最適であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
安全で美しいインプラント治療で歯の寿命をまっとうさせましょう。

インプラントとは?

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