ラミネートベニアの特徴
ラミネートベニアとは、歯の表面のエナメル質を0.3-0.8ミリ程度に薄く削って、「シェル」や「チップ」と呼ばれる薄いセラミック片を貼り付ける治療のことです。ラミネートベニアでは歯の形や大きさ、歯並びや歯の隙間などの改善を図ることが出来るのが特徴です。かつては歯の全周を深く削ったうえにクラウンを被せるのが一般的な方法でしたが、今では素材自体の強度が改善されて、装着時に使用する専門接着剤の開発で、けずる深さも少なく済むようになり、唇側の歯だけを削るので治療時間も短縮されて、現在ではラミネートベニアが広く普及するに至っているのです。
歯を白くするのに効果的
歯を白くする方法にはホワイトニングも従来から行なわれています。ただしホワイトニングではどの程度の白さを求めるかで治療回数も異なり、定期的にメンテナンスを行なわない限り変色が次第に再発するようになります。これに対してラミネートベニアでは、安定性の高いセラミックを使用するので変色に強く長期間の利用にも耐えるメリットを持っています。しかも治療は通院階数が2-3回で終了するので芸能人並みの白い歯を短時間で手に入れることができる訳です。加えて使用するセラミック素材の特徴として、天然の歯と同等に光を通す性質を持っているので、仕上がりが自然になるのもメリットといえます。
歯並びを改善することも可能
歯列矯正ほどではありませんが、ラミネートベニアを実施することで歯並びの改善を図ることも可能です。例えば歯の間に隙間がある場合に、該当部にセラミックのシェルを張ることで隙間を目立たなくするわけです。あるいは両隣の歯に接着することによっても隙間を埋めることが可能です。また歯の形が悪い場合には、かみ合わせに問題のないレベルで、歯のサイズを整えたり形を変えることも出来ます。歯の形を揃えたい要望や、女性らしくすこし丸みのある歯にすると言ったことも叶います。
このようにラミネートベニアは歯を白くすると同時に、歯並びや形の調整などを同一の治療のなかでこなすことが出来るのも特徴といえます。
歯を美しく治療する方法
歯の機能回復と同時に美しく見えるように施しさらに顔と調和のとれた美しい口元をつくる「歯のエステティック」を行います。