インプラント手術が不安な方へ

痛みに対する不安を払拭する

画期的な歯科治療法として脚光を浴びてきたインプラント手術ですが、不安を持つ方は少なくありません。何より顎の骨に穴を開けると聞いただけで卒倒する方もいます。術中はもちろん麻酔が効いていますし、術後もさほどの痛みを感じることはありません。これまでの歯科治療と同じような痛みと思って頂ければよいでしょう。痛みには個人差もあります。歯の骨が足りない方に行う「サイナスリフト」「ソケットリフト」という特殊なインプラント治療の場合には、４～５日間は強い痛みを生じることもあります。けれども、これらは特殊治療であり、あまりにも痛みがひどいときは再麻酔や痛み止めなどによる処置を行うことになるので、さほどの心配はありません。

安全性と院内感染への対策

手術においてもっとも不安に感じることは院内感染と安全性についてです。どのような手術であれ、身体へ何らかのリスクを与えてしまいます。しかしながら、健康な歯を手に入れるという大きなメリットのために少々のデメリットは看過し、やがてデメリットにも馴れていくものです。多くの成功事例が施術をより安全に進化させてきました。院内感染を防ぐために厳重な減菌システムを取り入れ、インプラント専用の手術室を設けているクリニックも少なくありません。術後も、顎や他の歯への影響がほとんど見られないことはインプラントにおける最大のメリットと言えます。

大切なのは歯科医師選び

インプラント治療が行われるようになって70年近くになります。多くのクリニックで施術治療が実施され、成果を上げてきました。もちろん良い結果ばかりではありません。いくつかの失敗事例を踏み越えて今日の施術システムを築き上げ、普及を拡げてきたのです。それでも残念ながら、利益重視でぞんざいな歯科治療を行うクリニックも少なからず存在します。手術はもちろんのこと、どんな些細な治療に対しても不安は生じるもの、信頼できる医師を選ぶことが大切です。サイトの口コミや評判を閲覧したり、セカンドオピニオンに耳を傾けたりして、慎重に選ばなければなりません。