歯科の定期検診が大切な理由とは
多くの日本人は虫歯や歯茎の病気などになった時に治療を受ける目的で歯科診療所を訪れますが、治療が終わった後はそのまま放置しているケースが多いようです。
歯のお手入れは毎日の歯磨きが基本です。
それでも歯ブラシが届かない隙間や歯石・歯周ポケットの汚れなどは歯磨きをしても取り除くことができません。
そのため、歯科治療を受けた後も定期的に検診を受ける必要があります。初期の虫歯や歯肉炎であればすぐに治すことができますが、重度の虫歯や歯周病に進行してしまうと長期間にわたる治療が必要で、高額の費用がかかってしまいます。歯周病に罹ると顎骨が溶けてしまうので、健康な歯が抜けてしまう場合もあります。
インプラントの寿命と定期検診
インプラントはボルトを顎骨に埋め込んでから義歯を固定するため、治療後は天然歯と同じように歯磨きをしてメンテナンスをすることができます。
ボルトは顎骨に固定されているので、もしも歯周病に罹って骨が溶けると脱落してしまうことがあります。
歯周病は、骨に埋め込まれたボルトの寿命を短くしてしまう大きな要因のひとつです。
歯周病を予防すれば、骨に埋め込まれたボルトや高価な義歯を長持ちさせることができます。
インプラント治療をすると、天然歯よりも歯周病になるリスクが非常に高くなってしまいます。
毎日のブラッシングだけでは溜まった汚れを完全に除去することは不可能なので、定期的に歯科診療所で検診を受けて洗浄を受けなければなりません。
定期検診の重要性と検診を受ける頻度とは
インプラント治療を受けて正常に食事ができるようになった後も、必ず定期的に検診を受ける必要があります。
検診では歯茎の周辺の炎症などのチェックだけでなく、日頃の歯磨きでは除去し切れなかった歯垢や歯石の除去作業も行われます。
もしも定期検診を受けるのをやめてしまうとすぐに歯肉炎や歯周病を発症してしまい、歯茎が出血したり骨が溶けてボルトが脱落してしまう恐れがあります。
インプラント治療後に定期検診が実施される頻度ですが、治療後間もない時期は約6ヶ月に1度です。
治療後一定の期間が経過したら、1年に1度のペースに切り替えられる場合があります。
いずれの場合でも、必ず1年に1~2回のペースで主治医の診察を受けて洗浄作業を受けなければなりません。
インプラントとは?
チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最適であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
安全で美しいインプラント治療で歯の寿命をまっとうさせましょう。