前歯の詰め物が変色する原因

詰め物が変色するのは何故?

保険診療で虫歯治療をする際、詰め物の素材には比較的安価なプラスチックの一種が用いられます。
虫歯1本当たり700円~1000円ほどで治療が可能になる他、処置にほとんど時間がかからないので患者にとっても大きなメリットとなるわけです。
ただ、この保険診療で使った素材は時間の経過とともに、色の変化があらわれます。
詰め物の色が変化する主な原因は、使用されている素材にあります。
劣化が激しい素材だからこそ、前歯などの人目に付きやすい場所の治療にはあまりお勧めできるものではありません。
変色が嫌であればそれを予防できる素材を用いて治療をするのがベストです。

詰め物以外に原因はあるの?

歯の色が変化してしまう原因は、素材以外に、毎日の食事や喫煙などが挙げられます。
コーヒーやお茶でも歯に色はつきますし、喫煙している人であればそのスピードは早くなっていきます。
詰め物に保険診療で用いる安価なものを使用している場合であれば、一般的に3年~4年で、早い人であれば2年ほどで色に変化が起きます。
その場所が前歯であれば、顔の見た目に悪い印象を与えてしまうことにもなりますので、とりわけ注意が必要になってきます。
定期的にホワイトニングなどのケアをしたり、毎日の歯磨きケアを徹底したりと、日ごろの努力が欠かせなくなります。

変色を防ぐ方法はあるの?

虫歯治療の後、その色の変化を根本的に防ぐには、使用する素材を変えるのが一番です。
保険診療内では素材を変えることはできませんが、すべてを自己負担にしてしまえばより劣化の少ない良質の素材を選ぶことができます。
自己負担額が増えてしまうことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、後々になって見た目が悪くなって後悔するのに比べれば、決して悪い話ばかりではありません。
最近では治療法の数も増えてきており、変色が起きた歯でも、かぶせものをして白く見せることも可能です。すでに保険診療内で治療を終えた後でも、見た目を改善するための工夫は間に合います。

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