食後はすぐに歯を磨いたほうがいいの？
昔は「食べたらすぐに歯を磨かなくてはダメでしょ！」と親や先生に言われた経験があると思います。
昔はそれでいいと言われていましたが、今は食後すぐに磨くのはかえって逆効果と言われています。
食後は食べ物をよく噛むことによって口内の唾液がたくさん分泌されています。唾液がたくさん分泌されているおかげで、口の中の細菌が少なくなっているのですよね。
そんな口内が良い状態の時に歯磨きをしてしまうと、せっかく分泌された唾液を全て洗い流されてしまいます。唾液が流されると口内の細菌が増えて虫歯になるだけではなく、口内のPHが中性になってしまい、歯を傷つけてしまうのですよね。
歯磨きは1日1回だけど大丈夫？
できるなら1日食後3回は歯を磨くようにしましょう。
食事をしてから歯を触るとザラザラしたのが付いています。これは歯垢、つまり食べ物のカスです。
これを長時間放置していると、虫歯の原因になってしまいます。また歯垢を放置してしまうと歯石となってしまい、歯にがっちりくっついて、なかなか歯磨きで落とせない状態になります。
歯を磨く時は歯茎の隙間などにも食べ物のカスが入り込んでいるので、細かく磨くようにしましょう。
もしサラリーマンや働いている人などで、食後に時間がなくて歯を磨けない場合は、水やお茶で口をゆすぐだけでもかなり違います。
予防歯科にはどのぐらいの頻度で行くべき？
「歯医者は虫歯になったら行く場所でしょ？」と思う人が多いですが、予防歯科として歯医者に半年に1回は行くのがおすすめです。
自分では歯を完璧に磨けたと思っていても、意外と磨けていないことが多いのです。
歯と歯茎の隙間や奥歯などは磨きにくいので、自分では磨けたと思ってもどうしても磨き残してしまいます。
そうすると知らず知らずのうちに虫歯になってしまい、それが進行してしまうということがあります。
なので、最低限半年に1回は予防歯科に行くことで、もし虫歯になっていたとしても、歯医者では歯垢や歯石を取ってくれるので、それ以上進行させないことができます。
予防定期検診
虫歯や歯周病を防ぐには予防しかありません。定期検診（３～６カ月）に行かれての予防が大切です。
