ホワイトニングのメリット・デメリット

そもそもホワイトニングとは？

ホワイトニングとは、歯を削ったり傷めたりすることなく黄ばみを分解して自然な白さに導く治療のことを指します。アメリカ発祥の治療方法で、既に日本でも15年以上の実績があります。具体的には、エナメル質内に入り込んだ着色物質を歯の表面に専用の薬剤を塗布して分解することで、歯の色を白くきれいに明るくすることができます。主に歯科医院で行うオフィスホワイトニングと家庭で行うホームホワイトニングの2種類があり、オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士による施術であるため、色ムラが発生する心配がほとんどないことが特徴です。一方のホームホワイトニングはマウスピースとジェルを使って自宅で行う方法で、速効性はありませんが継続することで少しずつ白い歯に導いてくれます。

ホワイトニングのメリットとは

ホワイトニングを行うメリットとしては何と言っても「見た目」が良くなることで、口元に自信が無く人前では手で隠すようにしていた方でも自信が持てるようになることが挙げられます。また、事前に歯科医師による口腔内の診察があるため、虫歯や歯肉炎などがあった場合は治療を、治療が無い場合でも歯石除去や歯面清掃で口の中の環境を整えてから行うため、歯の健康面でのメリットも大きいと言えます。更に、治療して白くきれいになるとその状態を守りたくなり歯磨きなどのメンテナンスをしっかりと行うようになるため、結果的に歯と口腔内の健康維持に繋がることもメリットと言えるでしょう。

ホワイトニングのデメリットとは

ホワイトニングを行うと白くきれいな歯を手に入れることができますが、その効果は永久ではありません。歯磨きなどの手入れを怠ると、お茶やコーヒー、タバコなどの飲み物や嗜好品によって再び色が付いてしまうことがあります。特に治療直後は歯が着色しやすい状態になっているため、色素が沈着しやすい飲食物は控えることが大切です。また、神経が死んでしまっていたり神経を取り除いてしまった歯には効果がないことや、歯が白くなる度合いには個人差があるため、もともとの歯の質によってはあまり白さを実感できないことがあるのもデメリットのひとつと言えるでしょう。