予防歯科とは
虫歯や歯周病を防ぐには予防しかありません。しかし、一度、全ての治療及びクリーニングが終了したからといって、次にどこか気になるところが表れるまで歯科医院に行かない方がほとんどです。
そういう方こそ定期検診(3~6カ月)に行かれての予防が大切です。
定期検診で行う内容
全ての歯周状態の検査 | プラーク(歯垢)の付着率、歯肉の出血・腫れなどの状態チェック |
---|---|
口腔内の清掃 | 日常のメインテナンスで除去し切れていない部分の汚れを清掃します |
メインテナンス指導 | 食生活のことやブラッシングの方法をご案内致します |
※治療時間約30分、お口の中の状態により 2,000~3,000円(保険適用)
※治療時回数:数回
PMTC(professional mecanical tooth cleaning)
PMTCによって、きれいな歯を保つだけでなく爽快感が得られ、歯の表面がつるつるして汚れが付きにくくなります。 また、歯の表面に形成されたバイオフィルムを落とすことで虫歯や歯周病予防の効果は絶大です。歯茎に炎症がある場合は、腫れや痛みを抑えますし、歯の延命効果も期待できます。
※10,500円(自費)
PMTCのデメリット
保険外治療のため、自費料金がかかります。 治療中、しみる症状が出ることがあります。
日常のメインテナンス
ブラッシング
ローリング法 | 歯径部の退縮を防ぐ歯みがき方法 | 歯面に直角に当てて磨くことが大切 |
---|---|---|
バス法 | 横みがき | |
フロッシング | 歯と歯の隣接部分には必須 |
補助的なもの
歯間ブラシ | 歯と歯の隙間が広くなった方 | 適切なサイズを選ぶことが大切 |
---|---|---|
リンス | 口の中のうがい(リステリン、GUM等) |
メンテナンスの重要性
歯周病は必ずと言っていい程、再発が多い病気と言われています。
その理由の一つにこのメンテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。実際に長期間にわたり歯周治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メンテナンスを行わなかったばかりに数年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもいます。
治療終了直後はブラッシングも非常に一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。メンテナンスとは、定期的に口腔内を管理することにより歯周組織の健康を維持していくことです。
当医院では、1~6ヶ月とその人にあわせたメンテナンスを行います。