インプラントとクラウンの違いについて

インプラントとクラウンはどの部分が違うの?

インプラントとクラウンの違いは、歯根の構造や費用、治療法などが異なります。差し歯は、虫歯など取り除く部分を大きく削って、残った歯根を利用して金属やセラミックなどのクラウンを被せます。残っている歯根に人工的な柱を差し込んでクラウンを被せるためにクラウンと言います。治療は通常の治療と同様に行うため、外科的な手術などは必要ありません。インプラントの構造は、歯根が無くなっているなど、歯根が利用できない場合でも治療することができる治療法で、インプラント体を顎の骨に埋め人工的に歯根を作り、上から被せ物を被せます。こちらの治療は外科手術が必要になります。

インプラントとクラウンの治療の違い

治療法は大きく異なります。差し歯の場合には、虫歯が進行して痛みが出ているため神経の治療を行います。神経を取り除き歯根の先端に殺菌作用がある薬を詰め無菌の状態に治療します。治療期間は虫歯の進行状態や神経の治療など個人差があり、神経を除去した後は人工の土台を入れてその上にクラウンを被せます。
インプラントの治療は外科手術が必要になり、歯根を切開して専用の機械を使って顎の骨にインプラント体を埋め込みます。人工歯根と連結部の上に被せ物をします。顎に埋める土台はチタンやジルコニアでできているため、金属アレルギーがあっても適用可能です。骨に埋めた土台は上顎で約5~6ヵ月、下顎で約3~4ヵ月で骨と結合することができ、結合してから被せ物をします。

インプラントとクラウンのメリット・デメリット

差し歯にするメリットには、外科手術を行う必要がないため治療後にトラブルなどはありません。公的医療保険で適用できることがあり、治療期間は約1~2ヵ月程度です。デメリットは、噛んだ時に土台への負担が集中するため、耐久性は短くなり、歯根が破折したり、神経の治療が不十分な場合などは痛みが発生するなどリスクがあり、再治療が必要になることもあります。
インプラントのメリットには、顎の骨にしっかりと土台と埋め込み、被せ物をするため安定しています。噛み心地も良く、自分の歯のように噛むことができます。デメリットは、健康面で適用できないこともあったり、他の病気の治療で血液の流れが良くなる薬を飲んでいたり、骨の量が少ない場合などはインプラント体の埋め込みが難しい場合があります。費用は公的医療保険が適用されないため高額になります。

インプラントとは?

チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最適であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
安全で美しいインプラント治療で歯の寿命をまっとうさせましょう。

インプラントとは?

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