ゴールドインレーとは？

ゴールドインレーの特徴とは？

ゴールドインレーは、主に金合金や白金加金と呼ばれる素材を利用して作られた歯の詰め物を指します。金合金や白金加金は錆びにくい特徴を持っていることから、これを利用することで、長期間歯に使用しても金属アレルギーが起こりにくく、適合性が高いというメリットがあります。素材としては硬すぎないため、歯の噛み合わせによって健康な歯を傷めにくいことも大きなメリットとなります。一般的な歯科治療で利用されるメタルインレーとは異なって、自由診療で高額な治療費となるので、治療を受ける場合にはインレーの種類の説明や費用などをきちんと確認することが必要です。

メタルインレーとの違いをチェック

主に奥歯の詰め物には「金銀パラジウム合金」と呼ばれるメタルインレーを使用しています。メタルインレーの大きな特徴としては、銀色で強度が高いことから、金属自体が割れたり欠けたりする心配はありません。ゴールドインレーと比較すると、こちらは自由診療となりますが、メタルインレーは保険適用となるので3割負担で治療を受けることができるメリットがあります。ただ、メタルインレーは金合金や白金加金を利用したゴールドインレーと比較しても、素材の強度が高すぎることから適切に使用しないと歯が割れてしまったり、噛み合う歯を傷めてしまいます。さらに、金銀パラジウム合金は金属アレルギーのリスクが高まるデメリットを持っています。

ゴールドインレーにかかる費用

現在歯科クリニックで受けることができる治療には、保険適用となる金属と保険外の金属の2種類に分類されます。金銀パラジウム合金とニッケルクロム合金のメタルインレーの場合は、保険適用となります。一方、18Kや20Kである金合金とPGA合金と呼ばれる白金加金での治療は保険外となり、自由診療で受ける必要があります。
この治療は1本につき約5万円かかりますが、治療本数や虫歯の症状によっては費用は異なってくるため、治療を希望する場合は事前に医師と相談をすることをお薦めします。自由診療となりますが、金合金や白金加金を利用した詰め物は適合性も高く、二次的な虫歯を防いだり金属アレルギーの原因になりにくいなど、大きなメリットがあります。