詰め物の種類について

ゴールドインレー

ゴールドインレーはその名の通り、金色の詰め物のことです。笑った時などに光が当たると、きらりと光ります。そのため見た目が良くないとも言われていますが、様々な詰め物の種類の中で最もフィットしそこが虫歯になることは多くありません。金属製のため、噛んだ時に強い力がかかる部分にも使用できるという特徴があります。また、錆にも強くそう簡単には衰えることがないことから、口内への負担が少ないのも長所と言えます。型を取る際には目の細かい素材を使用するため、細かな部分まで埋めることができ隙間ができないことから、段差がほとんどつきません。

メタルインレー

いわゆる銀歯のことで、多くの患者が虫歯の詰め物でこれを選択すると言われています。見た目が良くなく、時間の経過とともに衰えていき劣化する可能性があるため敬遠する人が多いのも実情です。ゴールド同様、金属製のため強い力がかかる部分にも使用可能ですが人によっては金属アレルギーを起こす可能性も高く歯そのものが変色する危険性もあります。目の粗い素材で型を取るため、担当者によっては大きな隙間ができそこに食べかすなどがたまり菌が繁殖して病気になることも少なくありません。しかし、保険が適用され比較的安価で施術ができるという魅力もあります。

セラミックインレー

白いセラミックを使用するため、一見しても詰め物をしているとは分かりにくいという特徴があります。コーヒーや煙草などを過剰にやり過ぎると変色することがありますが、基本的にはほぼ変色せず最も天然のものに近いと言われています。金属を使用していないため、金属アレルギーになることはありません。様々な種類の詰め物の中でも施術費用は高額で、保険の適用もありません。また、金属ではなくセラミックを使用していることから硬い煎餅など力の必要なものを噛んだ際に割れる可能性もあります。しかし、多少の硬いものでは影響はありませんのでそこまで警戒する必要はないとも言われています。