医療費控除とは
医療費控除とは年収に比べてその一年間に支払った医療費の額が多すぎる場合、確定申告をすると控除の対象になる制度です。病院や歯科での診療費や通院費、助産師による分娩の介助費や介護での痰吸引にかかる介護福祉士への費用などが控除の対象になります。医師が認めた場合は医療用器具の購入費やレンタル費用、半年以上寝たきりの要介護者のオムツ代なども控除の対象ですが、美容のための整形手術や審美歯科によるホワイトニング、近視や遠視用の眼鏡購入費などは含まれません。風邪の治療のための市販薬の購入費は適用されますが、予防のために購入した医薬品は対象外です。
インプラントは控除が適用されるのかどうか
インプラントは、審美歯科と同様に医療費控除は適用されません。ただし歯が抜けているなどの場合で、そのまま義歯を入れずに放置しておくと顎の形成や咀嚼に支障をきたすなど、日常生活を著しく損なうために健康保険が適用されて治療したケースは控除の対象です。子供を小児歯科に通わせるため電車やバスで通院した時も大人の分も交通費も控除が適用され、鎮痛薬に支払った費用も適用されます。外科手術が必要なほどの顎変形症を治すためや、先天異常による難儀な噛み合わせの矯正も、健康保険での治療と医療費の控除が受けられることもあるので、担当医師に相談してみるのが賢明です。
医療費控除を受けるには
確定申告で医療費の控除を申請するには書類の作成はもとより、治療費や通院費を支払った証明書やレシートと、マイナンバーカードのコピーなどが必要になります。以前は提出の際にレシート等を添付する義務がありましたが、現在の確定申告の制度では医療費控除の明細書を作成すれば添付する必要はありません。ただし数年はレシート等を保存しておく義務があり、過去に控除の申告をしていなかった場合は5年さかのぼって申告することができます。確定申告はパソコンでプリントアウトできる環境があれば、国税庁の申告書作成コーナーで入力することで、申告書を完成させることが可能です。
インプラントとは?
チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最適であり、また顎の骨としっかり結合することが確認されています。
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