削らない虫歯治療とは？

さまざまな方法を検討することが大切

歯が痛くなったときの対処方法は1つに限られていないため、適切なものを選ぶのが難しいです。間違った方法で治そうとすると、歯に大きな負担がかかってしまうため注意しなければなりません。とりわけ重要なのは、できるだけ歯を削らないようにすることです。もちろん、全く削らずに治せるわけではありません。どの程度まで削るべきなのかを考え、適切な範囲で削るようにします。虫歯の治療をするときは、きちんと歯科医師と相談することが大切です。人によって適切な治療方法は異なっているため、似た症状の人と同じ方法だから安心できるというわけではないのです。

痛みを抑えることを意識した方法

削る範囲を減らすことで、患者が感じる痛みも減らせるようになります。虫歯を治す方法というと、どうしても痛みが強い印象が強くなってしまいますが、やり方次第で痛くない治療を施すことも可能なのです。削り始める前に、どのような状態の虫歯なのかを正しく判断することが欠かせません。しっかりと状況を把握した上で削るようにすると、必要のない部分まで削ってしまうリスクが小さくなります。削りすぎてしまうことには、歯の寿命を縮めてしまう危険が伴うため注意が必要です。また、多く削ったからといって虫歯が治りやすくなるわけではなく、再発しやすくなることもあります。

患者の不快感も軽減

歯を削る際は強い痛みを感じることが多いですが、患者の負担はそれだけではありません。どうしても嫌な音が発生し、実際の痛み以上の負担につながることもあります。最新式のレーザーなどを活用すると嫌な音・振動などが発生しづらくなり、患者が治療を受ける際に楽な気持ちになれるのです。削ってしまった部分は元に戻ることがないため、削りすぎてしまうと取り返しがつきません。虫歯を治すために必要なのは虫歯になっている部分だけを除去することなので、それ以上のことをしない工夫が必要です。また、適切な範囲で削るようにすれば、虫歯の再発も防ぎやすくなります。