表面の汚れだけならクリーニングで落とせる
黄ばんだ差し歯の多くはプラスチックの一種であるレジンという素材で作られており、吸水性があることから長期にわたって使い続けると色が付いてしまう場合があります。
コーヒーやお茶だけではなく、ケチャップやソースなど着色成分のあるものを飲食すると歯に色素が付着し、いつしか黄ばんだ差し歯になってしまうのです。
しかし、それらの色素が内部に至る前の段階で表面に付着したに過ぎない程度であれば、歯科医院で実施しているクリーニングで白くすることが可能です。
黄ばんだ差し歯の表面に研磨を行い、色素を削り取って白くすれば綺麗になります。
最も、この段階に至る前に日頃から歯磨きをしっかりするなどケアをすることが大切です。
セルフホワイトニングで白くする
歯磨きで白くするのは難しいですが、黄ばんだ差し歯の状態が深刻ではない場合、自宅でできるセルフホワイトニングで白くすることが可能です。
セルフホワイトニング用の歯磨き粉を使用してケアを行い、歯の表面の汚れや着色を落としながら有効成分が作用するので、黄ばんだ差し歯を白くすることができます。
強い酸を使用したセルフホワイトニング用歯磨き粉は、本物の歯には優れた効果を発揮して問題なく使用できても、プラスチック系のレジン素材を使用した差し歯の場合は傷めてしまう可能性もあるため、色素のたんぱく質のみを溶解して剥がれやすくしてくれるアルカリ性のものを利用するのがおすすめです。
歯科医のホワイトニングで相談して進める
歯科医院でホワイトニングを行うなら、黄ばんだ差し歯の状態に応じて相談しながら進められるので安心です。
自分の歯を白くすることに成功しても、黄ばんだ差し歯にはいくらかの色素が残ってしまい、逆に目立ってしまう可能性があります。
そこで、歯科医院で行うホワイトニングでは、その差を極力少なくしながら程よい色合いになるように調整するなど様々な手法が提案されるのです。
色見本を自分の歯と黄ばんだ差し歯に合わせて、最終的にどの色を目指すのが最適なのかを判断し、施術の回数や頻度を決定します。
技術的に難しい場合には、黄ばんだ差し歯を新しい差し歯に入れ替えるなど、フレキシブルな対応が可能なのも歯科医院ならではのメリットです。
ホワイトニング
顔のパーツの一部である歯が白く明るいと、お顔全体がとても明るく、若々しく見えます。お家でホワイトニングするホームホワイトニングもありますので、お気軽にご相談ください。
