相性の問題
虫歯の治療は保険治療の対象なので、安く費用を抑える事ができるからと銀歯を選ぶ人が多いですが、デメリットとしては金属アレルギーならばアレルギー反応が起きてしまう可能性があります。どのような症状が起きるのかというと、銀歯が口の水分に反応して金属イオンとなって溶け出して、それが体の中に入り込みます。
体の中に入り込んだら血流に乗って体の至る所に入り込みアレルギー反応を起こしてしまうのです。この場合、アレルギー反応は体の内部で起きるのではなく、汗として出たときに肌の表面で起きることが多いです。そのため汗をかきやすい手のひらや足の裏に湿疹が出てきてしまいます。
金属アレルギーの症状が出たときには、奥歯の治療でセラミックのクラウンを使うことは保険治療の対象となります。他の歯については、残念ながら金属アレルギーでも保険治療の対象外となるので、実費でセラミックのクラウンにするしかありません。
見た目の問題
保険治療で銀歯を入れたならば、虫歯の痛みはなくなり普通の歯のように物を噛むことができるようになります。ただし、誰かと話したり、食事をしたりする時に、前歯など目につきやすい場所が銀歯であれば、審美的によくありません。
見た目を気にしないというのであればよいのですが、接客や営業など笑顔を必要とする仕事についているのであれば、本物の歯と同じように白く見えるセラミックのクラウンを付けておいたほうが良いでしょう。ただし、セラミックといってもいろいろな種類があり、土台が透けてみえてしまうことがあります。見た目に拘るのであれば、その点もよく考えて素材を選んだほうが良いです。
なお、金属アレルギーのように体質から銀歯を避けるというのであれば、保険治療が使えるケースはありますが、見た目が理由というのは保険治療の対象外となります。また、透けて見えない素材というのはそれだけ良い素材ということで、治療費が高価なので、経済的な負担も考慮しなければいけません。
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